クロストーク
〜営業編〜

鍋清が誇る
アグレッシブな二人の
営業対談

鍋清が誇るアグレッシブな二人の営業対談

お互いの印象についてどう思われますか?

三輪秀樹

三輪

まず弊社では古田さんが初めての女性営業ということで、それは僕を含めて会社にとってのトライでもあったんだよね。だから古田さんのやる気に好印象を持ちながらも、鍋清の営業は工場やメーカーとの間に立つから、実際にお客様とのやり取りは大丈夫かなと心配があったのは正直なところ。
古田恵理奈

古田

あはははは(笑)
三輪秀樹

三輪

でも、古田さんの一番良いところというのは、臆することなく自分の気持ちを口に出すことができることだったから。口に出なくても顔に出たり(笑)お客様のところで「案件がほしい」「注文がほしい」と素直に出せるのは非常に良いことだからね。細かいミスもあるけれど、それは一つひとつステップアップしていけば良いだけの話。だから、古田さんに対しては好印象しかないね。
古田恵理奈

古田

三輪さんは鍋清では珍しいぐらいアグレッシブな方だと思っています。いろんなことに挑戦しようとする姿勢がとても印象的です。ただ突発的に行動するのではなく、裏取りもきちんと行っているので、私の周りにはいないタイプだなと、尊敬する方の中の一人です。
三輪秀樹

三輪

それは非常に光栄です(笑)
古田恵理奈

古田

三輪さんのことはいろんな方からすごい人だと聞いていたんです。ただ、私は三輪さんと一緒にお仕事をしているわけではないので、何がどうすごいのか正直分からなかったんですね。ですから、三輪さんの何がすごいのか自分の目で見て確かめたいと思っていました。今は本社の同じフロアで働くようになり、三輪さんが周りの人を巻き込んで動く姿勢を含めて行動すべてがすごいんだと身をもって感じましたね。
三輪秀樹

三輪

自分のことを話されるのは恥ずかしいね(笑)古田さんの印象が一層強くなったのは、弊社に100%発注していなかったお客様が、古田さんが担当するようになって100%になったことがきっかけかな。その中で納期や予算が合わないといった問題がどんどん大きくなって、とても落ち込んでいたこともあったよね。でもその状況から逃げなかった姿はお客様を動かしたんだと思う。人を動かすには熱意が必要と良く言うけれど、本当にその通りで、その時の熱意は社内にも伝わっていて。ピンチをチャンスにする営業としての熱意は大切だからね。
古田恵理奈

古田

その当時、失敗に対するプレッシャーを感じるばかりでしたが、三輪さんに「失敗していいんだよ、後はカバーするから」と言われたとき本当に救われた気持ちになりました。起きてしまったことは仕方ないから、その後どう対処するかどうかと、気持ちを切り替えることができたんです。
三輪秀樹

三輪

失敗したことばかり追及されてしまうと誰でも萎縮しちゃうからね。どんなにすばらしい人も、失敗しない人は成功もしない。失敗は次のステップなんだよ。僕も失敗するたびに、上司が温かく見守ってくれたから成長できたんだと思うね。

鍋清の営業で難しいことは何ですか?

古田恵理奈

古田

やっぱり相手も人なので、心があって、その心を動かすというのが一番大変ですね。鍋清という看板を背負ってお客様を訪問していますが、実際は私という人を見てもらっての判断になりますので、どんなお客様でもどんなやりとりをしていくか、そこが一番営業として難しく感じているところです。
三輪秀樹

三輪

お客様はいろんなタイプの方がいるけれど、僕は相手が難しい人や厳しい人、どんな人でも嫌いにならない。それだけは自信があるよ。そうすると楽になる。お客様へ対して苦手意識があると、仕事が嫌になるし、会社に行くのも嫌になってしまう。だからお客様に対して格好つけないで、素直に自分らしく接して良い関係を築くことが大事なんだよ。
古田恵理奈

古田

確かに日々営業していると、中には苦手だなというお客様もいらっしゃいます。でも、三輪さんがおっしゃるように、こちらの気持ちは相手にも伝わってしまうからね。
三輪秀樹

三輪

素直さの中に熱意があると、営業としてもっと強いよね。例えばあいさつ一つとっても、相手が言わないからこちらも言わないっていう人がいるけれど、それじゃあ溝は深まるばかり。だけど、相手があいさつしてくれるまで言ってやるぞ!という気持ちの方が楽だったりする。
古田恵理奈

古田

すごいと思います!三輪さんらしいです(笑)

営業として大切にしていることは何ですか?

三輪秀樹

三輪

お客様のところにいったとき、普通の対応していたら他社と変わらないよね。何か自分という印象が残さないといけない。だから、自分は他の人と比べて違うということを知ってもらいたいと思うことかな。
古田恵理奈

古田

私もそこは大事にしています。お客様は多くの業者さんともやりとりしていますので、お客様のところへ行くときは、いつも大きな声であいさつします。「私が来ていますよ!鍋清が来ていますよ!」とアピールですね(笑)これは入社してからずっと大事にしてきました。あとは、私に聞けばいろいろ情報が出てくるであろう、というイメージを持ってもらうことですね。お客様にとって役立つ存在でいることも大切だと思います。
三輪秀樹

三輪

そうだね。お客様に喜んでもらうことが一番だからね。正直、お客様は鍋清でなくても商品を仕入れることができる。だけれど、そこで鍋清を選んでもらうということは、他企業の営業とは違う優位性があるということ。声が大きくて印象に残っているとか、いろんな対応が早いということかもしれない。価格だけではないんだよね。アルミだけはどこにも負けないけれど(笑)
古田恵理奈

古田

それは私も思います!アルミは絶対負けません。納品もトラブル対応も早い。そこが鍋清の良いところだって、胸を張って言えますね。
三輪秀樹

三輪

そうそう、トラブルが起こったときのリカバリーの早さも絶対どこにも負けない。そのことをお客様に少しでもご理解いただけたときはすごく嬉しいよね!
古田恵理奈

古田

はい、本当に嬉しいですね。あるお客様で私が担当を引き継いだばかりのときは、ほとんど相手にされませんでしたが「鍋清です!お願いします!ご迷惑お掛けします!」と事あるごとに現場に入って、当時は知識の少なかったアルミのことを勉強させていただいたんですね。アルミの知識も増えましたし、私の印象もプラスになったと思います。
三輪秀樹

三輪

古田さんはお客様や社内の部下に話をしているとき、ちょっと複雑な案件であっても的確な指摘ができているなと思っていたよ。「あれ?いつのまに技術的な知識が増えたんだ?」って成長にびっくりする。
古田恵理奈

古田

ありがとうございます。何か聞かれても「分かりません」では仕事にならないので、少しでも知識を付けようと思いましたね。「古田さんに聞けば分かる、なんとかなる」と思ってもらえると、営業をやっていて本当に良かったなと感じます。競合他社は年上の方々が多く、私よりも社会経験も知識も豊富です。でもその人たちに負けたくないんです。だからこそ、苦労して競合に勝てた時はすごく気持ち良いですね(笑)
三輪秀樹

三輪

自分が苦しんで、もうダメかと思うくらい崖っぷちに立って、でもそれがうまく動き出すと営業ってすごく楽しいでしょ?!
古田恵理奈

古田

そうなんです!楽しいですね!
三輪秀樹

三輪

そういう経験をいくつか重ねて、結果が出てくるとどんどん楽しくなっていくよね。
古田恵理奈

古田

私が苦戦している過程を知っているお客様から「よく辞めなかったね」と言われたときはすごく嬉しかったです(笑)やっていて良かったなと思いました。自分のためだけでなく、お客様のためにも、さらにレベルアップできるように前向きになりましたね。

営業を目指した理由と営業に向いている人とは?

古田恵理奈

古田

人生の中で仕事の時間は一番長いので、毎日誰かに会って、時には苦労して、自分を成長させていくための時間にしたかったんですね。辛いことは多いかもしれないですけど、それでも私は営業をやってみようかなと思いました。
三輪秀樹

三輪

人と話すのが好きなんだね。
古田恵理奈

古田

そうかもしれないです。営業はいろんな方に携わることが多いですし、その中で学んで自分の糧にできれば良いなと。やれることならなんでも経験したいですね。
三輪秀樹

三輪

僕の場合は最初営業に行くのが嫌でね(笑)でも、あるとき開き直ったんだよね。もういいや!って(笑)そう思ったら楽になった。自分は自分でしかないから、それ以上のことを出せない。どう思われようがいいやって。でもそれから強かったんだよね。負けたくないっていう気持ちも出てきて、何がうまくいかなかったんだろうと考えるようなって。勉強する意欲も湧いて知識も膨らんでいったよ。
古田恵理奈

古田

そう思うと鍋清の営業ってどんな方が向いているんでしょうか?社交性があっても自分の話ばかりの人は違うと思いますし。
三輪秀樹

三輪

そうだね。自己PRが上手だからといって結果を出せるわけじゃない。お客様にこの人から商品を買いたいと思ってもらわないといけないからね。
古田恵理奈

古田

私もそう思いますね。
三輪秀樹

三輪

人前で話すことが苦手ですという人でも全然関係ないよね。営業は気持ちだけでいける。商品の知識を得て、いろんなパターンを覚えれば必然的に話せるようになる。ただ、プライドが高かったり、自分を格好良く見せようとするとうまくいかなくなるね。上手に話すことよりも、素直にストレートな気持ちがあればお客様には伝わるから。
古田恵理奈

古田

自分らしさも必要かなと思います。心と心のやりとりなので。鍋清という看板を背負いながらも、自分らしさを出していく、それが大事ですね。あと、私は文系出身で知識は後から付いてきたので、最初の知識は関係ないと思います。それから、私は鍋清で数少ない女性営業ということで、皆さんどういう風に接していいか分からない、どうせ辞めるんだろうという空気も少なからず感じていました。でも、私は辞めたくなかったし、もし辞めるとしても爪痕を残して辞めてやろうって思いまして(笑)でも私はこうして今でも続けていますし、やっぱり営業が楽しいんです。
三輪秀樹

三輪

特にこの業界は他社の女性営業はすぐに辞められる方が多いイメージがあるからね。古田さんはこれからも続けていくんでしょ(笑)?
古田恵理奈

古田

もちろんです、長く楽しく働いていきたいです!これからは若手を巻き込みながらいろんなことにチャレンジしていきたいですね。